日本の未来を元気に!総合エンジニアリングサービスのシーキューブ

CADを使う「人」が主役の
仕事です

高橋 寛行
人材サービス事業部 ゼネラルマネージャー
森谷 俊則
人材サービス事業部 技術グループ マネージャー

人材サービス事業部の仕事内容や働いている社員について、高橋ゼネラルマネージャー、森谷マネージャーのお二人に管理部・渡辺がお話を伺いました。

人材サービス事業部の3つの軸

渡辺

ー 今日はよろしくお願いします。早速ですが、最初に人材サービス事業部全体の仕事内容についてお聞かせください。

高橋

人材サービス事業部の仕事には、大きく3つの軸があります。CAD/CAM/CAE技術者の「人材派遣」「職業紹介」そして「設計請負・受託業務」です。

当社の基幹事業であるCAD/CAM/CAEシステムの販売・サポートに関連して、CAD/CAM/CAEを使用する設計・開発技術者、CADオペレータや機械加工の技術者の派遣・紹介を行っています。加えて受託業務として機械設計、主には産業機械メーカー様のお仕事を受託で行っている、といったところですね。

当社はもともとCAD/CAM/CAEシステムの販売や技術サポートといったところから事業をスタートしていますが、お客様から人材に対するご要望、たとえば

「自社内(客先)で設計・開発・作図・データ作成業務などを行ってほしい」
「同職種の技術者を派遣・人材紹介して欲しい」

といった声をいただくことも増えてきまして、そういったニーズに応えるために2006年にこの事業を開始しました。今では、CAD/CAMを導入いただいたお客様に限らず新規のお客様も増えてきています。

請負・受託業務に関しては、前々から思い描いていた部分もありますが、お客様からのご要望もかなりあったこともあり実現した、というところです。


渡辺

ー 派遣・紹介・設計請負の3つの軸があるんですね。実際にどんな人たちがどのように働いているんでしょうか?

森谷

設計請負の方は、設計者のほかにCADオペレータとして設計の補助業務を担当している方もいます。

お子さんをもちながら頑張っている方もいらっしゃいますので、お子さんの急な用事などの際はチームでフォローしあって臨機応変に対応している感じですね。そういったことも織り込んだうえでスケジュールを組んでいます。

また、派遣先の就業から本社の設計請負業務に配置転換を行い仕事をしている方もいます。

高橋

営業に関しては、人材派遣・職業紹介の担当が設計請負部門の窓口になることもあります。派遣先企業、人材紹介先企業より設計請負の要請、オーダーをいただくケースもあるためです。

他に、社内管理業務を担当していただく人もいます。


設計の醍醐味

渡辺

ー 森谷さんご自身の経歴や現在の仕事について教えてください。

森谷

私はシーキューブに入社後、当社のお客様へ派遣社員として5年ほど働いたのち、現在は本社での設計請負業務に入って4年目です。設計経験としては15年くらいで、これまで前職では金型設計や産業機械の装置設計など、設計一筋でやってきました。

設計と聞くと、形を決めたりCADで図面を描いたりというイメージが強いかも知れませんが、プロセスを考えたり、お客様の予算のなかでいいアイディアを出すことも設計の醍醐味と言えるところがあります。

新規の設計をするときは、最初はスケッチで“ここはこういう風に動かすからこうで”といった感じで提案しますので、案件によってはCADは後半でしか使わなかったりします。

渡辺

ー だからクーピーを持ってるんですね!

森谷

…ですね(笑) まぁそういったものが頭に入っていると、工数だとかスケジュール管理というのが自ずとできてくる、と思ってやっています。そういう意味では、マネジメントも設計業務の一部かなと思っています。

高橋

ひと口に設計と言っても幅広い意味があると思いますが、森谷さんの場合はお客様からご要望をヒアリングして仕様を決めていく、ある意味営業的なことから、工数や納期の管理も含めてすべてやってもらっていて、とても助かっています。

森谷

ただ、業種が違うと壁がたくさんあって管理が難しく、日々壁にぶつかりながら、日々勉強しながらという感じですね(笑)


図面に詰まった設計経緯や苦労も一緒に伝わっていく

渡辺

ー 設計と言ってもいろんな要素があって、それら全部合わせて設計なんですね。そのなかでも一番大事にしていることはどんなところですか?

森谷

お客様の要望に対して「正確な図面を納期どおりに出す」、というところが一番大切にしているところです。

「正確な」というのは「お客様のニーズにちゃんと応えられているか」というところで、ここがすごく難しいところなんですけど、できあがった図面にはそれまでの設計経緯や苦労がたくさん詰まっていて、こうした過程の思いも、お客様の手に渡ったときに一緒に伝わるものだと思っています。

「提案したアイデアはお客様にとって最適か」「見やすい図面になっているか」。たとえば寸法ひとつにしてもただ入っていればいいというものではなく、より見やすくなるよう細かく気を配っています。

だからこそお客様から感謝の言葉をいただいたり次のご依頼をいただけたときはとても嬉しく、最もやりがいを感じる瞬間でもあります。


渡辺

ー 最後に、将来一緒に働く方へのメッセージをお願いします。

高橋

設計・作図・データ作成だけでなく、設計者としてお客様の要求に対するアイデア提案や業務全般の管理ができるような経験のある方はもちろん、今は経験がなくとも将来的にやってみたい!という方にとってもやりがいのある仕事だと思います。

この事業を通じて、設計者やCADオペレータなどの「人を育てていくこと」も私たちの使命だと思っています。将来、設計請負部門がひとつの事業部として独立できるところを目指しています。ともに成長していきましょう。

森谷

設計は、好奇心をもってやれることが一番だと思います。ものを作ったときの喜びを感じて、次も頑張ろうと思える、そういう好奇心をもっている人が結果的に続けていけるものと思っています。ものづくりを一生の仕事として考えている方、お客様やエンドユーザーの笑顔を自分の喜びとして想像し、創造できる方と一緒に働けることを楽しみにしています。

※所属表記・記事の内容は、取材当時の内容に基づきます